最終更新日 2022/06/05

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34話 持ち物整理2

8月16日(火曜日)

鉱石の研磨作業をユヅキちゃんにお願いして、持ち物整理をする事にした。

装備品:

黒の装備一式、黒の武器10種、皮の鎧(一部損壊10、損壊無し20)、ナイフ5本、
短杖30本、長杖4本、黒鉄製装備品10点、赤龍装備一式(錆)、
魔法のかかった装備品(皮装備一式、盾、剣、鎧、指輪、その他)計15種23点 、
ダンジョン産装備品の不用品200点

※赤龍装備一式(錆)

装備すると剣に力、頭に知力、体に耐久、腕に器用、脚に早さにプラス補正され、
セット効果では、経験値2倍と全状態異常半減が付与される。


消費アイテム:

初心者ポーション(HP、MP)各々20個、体力回復低級ポーション65本、
魔力回復低級ポーション17本、その他(増産や確率アップなど)計83点

フィンテルダンジョン産ポーション未分類1500個


食糧:

食用の野草、きのこ類、携帯食料50個、水30樽
元フィンテル領主邸宅の食用地下室倉庫にあった食材1500キロ


生産素材:

鉄700g、黒鉄50g、水晶の欠片5個、木の欠片80個、鉄の欠片70個、屑鉄、細切れの皮、
失敗作(工房地域回収)、野犬の皮(中)2枚、塵や埃から再生した小さな宝石、
魔石(中2が46個、中5が62個、大2が30個、極10個)計148個

※魔石は元フィンテル領主アイテム地下室倉庫保存分


宝箱:幸運の宝箱22個、ランダムBOX37個、レイドボス有効装備品箱と消耗品箱各1270個


重要なアイテム:

魔法袋(中2個、小45個)、謎のカード、魔石装着した鍵9本、聖属性の鍵、
神殿に封印されていた過去の遺産からコピーしたメモ18枚、
王宮図書室で手に入れた情報のメモ紙26枚


その他:

回復薬のカラ容器3個、ルビーのイヤリング(片方)、サファイアの壊れたネックレス、
旧銅貨の欠片7枚、捨てられた実験器具各種、使用不明な鍵8本、元フィンテル領主邸宅の
ベッド35、机35、イス35、団らん室・食堂の家具・設置物、執務室の設置物


お金:白金貨4枚、金貨2枚、大銀貨7枚、銀貨2枚、大銅貨11枚、中銅貨4枚、小銅貨5枚

ちなみに、ユヅキちゃんの両親が残した品は、ユヅキちゃん本人が管理する為、計上しない。

土砂撤去は、吸引開始して9日目(8月14日)に終了している。

最終内訳は以下の通り

土:3割

粘土:1割

砂や小石など:2割

岩:3割(鉱石・宝石有りが2割)→現在、研磨中

その他:1割(木材が半分、建物の瓦礫3割、装備品2割)→木材はレア度4ローズウッド

「コーヤ君。こんにちは。調子はどうだい?」

持ち物整理をしていると、ヴィオさんが拠点の中庭に入って来た。

現時点では、セキュリティを設定していないので、誰でも入れる。

「あ。ヴィオさんいらっしゃい。調子は順調ですよ。」

「そのようだね。それにしても、10日もかからずにあの量の土砂を撤去してしまうとはね。」

「それは、人力じゃなくて、休まないアイテムを使ったからだと思いますよ。」

「なるほど。確かにね。それで、今は何をしているんだ?」

「土砂以外は、整理出来ているんですけど、土砂がまだだったので、整理していました。
あと、ヴィオさん達フィンテル騎士団に譲渡する装備品の確認もありますけどね。」

「後ろの山になっているのがそれ?」

「ええ。思っていたよりもあって、神殿のダンジョンで手に入れた宝箱は1270個ありました。
自分達の装備を良くする為に使ったのもありますから、
合計1500個以上を獲得したのかも知れません。」

「うわっ。良くそんなに。でも、まだ、開けてなさそうだけど?」

「はい。最初は強い装備品を見つける為に、開けていたんですけど、途中から同じような
ランクの物しか出なくなって、開けるのは最後で良いかって感じで(苦笑)」

「そう言えば、宝箱にはランク付けされていないから、上位装備が出ないとか、
見廻っていた時に、嘆いている人を良く見たよ。」

「確かに、あの魔獣を倒そうと思ったら、少しでも良い装備にしたいですしね。
そうだそうだ。僕達もまだ何が入っているのか分からないので・・・。」

「良いのは自分達にって事だろ?大丈夫。当然の権利だからね。」

「すみません(恐縮)譲るとか言っておいて(頭を下げる)」

「気にしなくて良いさ。

僕達にすれば、最低ランクの装備でさえ現状よりも格段に上なのだから。

それを、タダで貰えるんだからね。それに、危険度からすれば冒険者が上だろうからね。」

「ありがとうございます。では、開封して行きましょう。」

ユヅキちゃんも呼んで、3時間かけて全部のダンジョン産宝箱を開け、
譲渡品の選別作業をした。

「ふぅ。なかなか、疲れる仕事だった。しかし、すごく満足しているよ。
あとは、訓練して使いこなすように頑張らないと。」

「う〜ん。1270点の装備で譲れたのが400点程。残ったのはどうしようか。」

「僕も団員が増えれば、もう少し、貰いたいところだけど、現在の人数では、これが限度だ。
とは言え、870個となると、冒険者ギルドで買い取れるのはしれている程度だろうね。」

「ですよね。僕達が後に実験で使う分の200個を差し引いても、
670個も眠ってしまうのはもったいない。やはり、露店販売するしかないか。」

「露店販売?なんだい?その商売は?」

「簡単に言えば、道に敷物を敷いて、通りを歩く人に商品を買って貰うんです。」

「なるほど。確かに、店で売れないなら、自分で売った方が良いか。」

「あの。それで、ヴィオさんに国王様の承諾を貰って来て欲しいんです。」

「別にやましい事をするわけではないから、国王様も文句は言わないと思うよ?」

ヴィオさんは、僕がなぜ、そんな事を言うのか分からないようだ。

「そうかも知れません。しかし、自分達が売る商品よりも何倍も効果があり値段もまずまず、
当然、妨害する人達も出て来ると思います。そう言う時に、国王様の認可書があれば。」

「確かに面倒を回避出来るかも知れないね。それと、不正業者のあぶり出しにも使えそうだ。」

「不正業者ですか?」

「そう。以前も話したけど、僕達騎士団と冒険者ギルドを長年頭を悩ませる事があるんだ。

装備の耐久力が低すぎるんだ。ダンジョン産の10分の1程度だ。

もちろん、鍛冶師達には国から奨励金が出て、新しい技術を作り上げたりすれば、
自分の店を構える事も可能な程の、莫大な報奨金を貰う事も出来る。

しかしだ、なかなか、技術力は上がって来ない。

今までは、それしか無かったから使っていたが、高攻撃力・高防御力・高耐久力の
ダンジョン産を手に入れた今、やはり、もし、不正を働いていたのなら、罰を受けて貰う。」

「不思議ではあったんです。なぜか、装備品を売る店が多いのに繁盛していないのか。
冒険者の人達は、知っていたから、早く他の土地に行こうと思っていたのかも知れませんね。」

「どうだろうか?手を貸して貰えないだろうか?」

「構いませんよ。僕としても、私利私欲で自分勝手な人は好きでは無いので、
芋づる式に不正業者を見つけられたら良いですね。」

「コーヤ君は、露店販売をいつ頃するか決めているのかい?」

「う〜ん。出来るだけ人が集まる頃となると、今から5日後の日曜日午前10時頃でしょうか。」

「分かった。ありがとう。ルクウェルと国王様にも話を付けてくるよ。
あと。魔法袋(無限)まで貰っちゃって。すごく助かるよ。」

「いえいえ。さすがにあの量ですからね。普通のなら厳しいでしょうし。
それに、本当ならもう少し前に、騎士団にも渡す筈だったんです。(苦笑)」

この後、昼休憩を挟んで、整理を続行した。

まずは装備品から。

皮の鎧を全て皮・鎧の生地・金具に分解し、皮は合成で大きな合成皮15枚に加工。

ナイフも合成で解体ナイフに加工。

短杖はネットで30本揃えると進化させる事が出来るとあったので、
試して見ると、《グディラビア》と言う重力魔法の中級まで使用出来る杖に進化。

長杖は鑑定すると《グラビティシノワ》を最大5回まで使用出来る杖のようで、
ソルゲン達4人が一度使ったので、あと4回使えるが、魔力充填が必要。

また、この長杖は分析で見ると、合成不可になっているので、使い捨てになりそう。

黒鉄製装備品10点は、詳しく鑑定すると、黒鉄使用率が50%、鉄使用率50%だったのと、
ダンジョン産よりも1ランク下なので、黒鉄と鉄に分解して、鍛冶素材になった。

赤龍装備一式は、今後、研磨して使えるかを検証。

ダンジョン産装備品の不用品670点は露店販売で売却予定。

他に300点が合成実験素材になる。

最後に、魔法が付与された装備品は、
現代に残っていない技術が少なからず使われているようなので、今後の研究材料として保存

下記は整理済み。

装備品:

黒の装備一式、黒の武器10種、魔法短杖《グディラビア》1本、赤龍装備一式、
魔法長杖《グラビティシノワ》4本、魔法付与装備品計15種23点、
ダンジョン産装備品の不用品670点


ポーションなどの消耗品:

ポーション類は、体力と魔力が2万を超えているので、普通に使っただけでは回復しない。

だから、今後、調合部屋を作って、使えるようにする為の素材として利用。

その他に分類される生産の成功率アップやアイテム進化アップなどのアイテムは保存。


生産素材:

鉄約50キロ、黒鉄約20キロ、水晶1個、木の丸太8個、屑鉄50キロ、合成皮大30枚、
小さな宝石、魔石(中2が46個、中5が62個、大2が30個、極10個)計148個、
鎧の生地30枚、皮の鎧の金具120個


お金:白金貨4枚、金貨2枚、大銀貨7枚、銀貨2枚、大銅貨11枚、中銅貨4枚、小銅貨5枚


宝箱は、ダンジョン産以外は開けていなかったので全て開けた。

幸運の宝箱:

錬金セット2、ミスリル470グラム3、調合セット2、裁縫セット2、転移羽3、採掘セット2、
魔法技術者試験参考書(イルサ暦596年4月発行)、アダマンタイト100g×2、
魔法大全集(イルサ暦595年12月発行)、鍛冶セット2、調理セット2

が当たった。

セット品は、必要な道具が全て入っていて、
転移羽は、好きな場所に転移する事が出来るが、往復は使えない。


ランダムBOX:

体力回復高級ポーション7個、魔力回復高級ポーション4個、耐久力10回復アイテム6個、
強化成功率15%上昇アイテム3個、銃作製レシピ、進化率15%上昇アイテム5個、研磨材2個
錬金素材10種セット3個、調合素材7種セット6個

が当たった。

こちらは、課金アイテム無しだけど、所持していないアイテムも多かったから満足。


粘土:焼き物

砂や小石:ガラス製造

鉱石や宝石:研磨して売却

木材:建築

土と建物の瓦礫は考え中。


ちなみに、レイドイベントで貰った315600ポイント:

2万ptの幸運の宝箱を10個、6000ptの無人販売機を2個、1000ptの土壌環境測定器を10個、
3000ptの品種改良確率50%アップを3個、5ptの野菜の種を100個、200ptの肥料を8個、
1000ptの植木を20種30本(レア度3)、500ptのボア肉(普通)30キロを20個、
400ptの食用油(3キロ)を10種20個、400ptの調味料5種(各1キロ)を50個、
500ptのスキルお試しキット20個、2000ptの土壌改良剤を2個、5ptの果物の種を100個

を、選択した。

「あの!コーヤさん!これを貰って下さい!」

ユヅキちゃんが、貰って欲しいと何かを持って来た。

「って、ミスリルじゃないか。ポイント交換したんでしょ?
じゃあ、ユヅキちゃんが持っていた方が。」

「いいえ。これは、わたしを助けてくれた事や、戦闘を教えてくれたり、
他にも色々な事を教えてくれました。ずっと、お礼がしたいと思っていたんです!
ただ、なかなか良いタイミングが無くて。でも、今回、自分が貯めたポイントで
交換出来たので、コーヤさんに是非、貰って欲しいんです!」

ユヅキちゃんの目は真剣だ。

「でも、確か、ミスリルって10万ポイントじゃなかったっけ?自分の分無いんじゃ。」

「その点は大丈夫です!最終ポイントは210870だったので、欲しい物は交換出来たので。
それと、コーヤさんなら有効活用してくれると思いますし。」

「分かったよ。有り難く受け取って置くね。」

「はい!(笑顔)」

10万ptのミスリル(1キロ)を2つ貰った後も、お互いにしたい作業をして、一日が終わった。

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