最終更新日 2022/06/05

※Social Postage Stamps

    ライトノベル へようこそ Welcome to novel


87話 クラン設立と専属パーティー

11月25日(月曜日)

昼休み

「それで、光矢は今回のイベントはどうするんだ?」

海人が、今度のイベントの事を聞いて来た。

「内容見たら、意外に面白そうだから、
今回のイベント限定でクランを作っても良いかなって。」

「おいおい。このイベント終わったら、解散するのか?勿体無い。」

「そうだよ。水晶君。」

「それにだ。付けた名を他の人が付けてしまえば、改めてクランを作る時に困るぞ?」

確かに海人の言う通り、気が向いた時に、また、作ろうとした時に、
同じ名を使用出来るかは分からない。

「う〜ん。確かに。でも、一人で作ってもなぁ。」

「じゃあ。私と妹を入れてくれない?」

考えていると、牧ノ原さんが提案してくる。

「良いの?」

「うん。私もゲームを始めて、3ヶ月だし、
妹とも、このまま無所属なのもね。って話していて。」

「じゃあ。わたし達は、光矢君のクランの専属パーティーにして?」

今度は、道下さんが、知らない単語を言って来る。

「なにそれ?」

「クランにはね。ギルドとパーティーを専属契約出来るの。

拠点の防衛とか、後は、生産専門ギルドとかね。

最近、わたし達のパーティーも、生産も良いよねって話していて。」

確か、拠点のランクアップして3ヶ月程経つ。

「でも、拠点ランクアップしたよね?勿体無くない?」

「そうでもないよ。拠点に使った費用の7割は戻って来るし。

あとね。掲示板で話題になったパーティーは、都合の良い拠点見つけたら、
すぐに拠点移動するらしいよ。まぁ。使いやすさが大事だしね。」

「なるほどね。

あまり使っていない施設もあるし、
道下さん達が良ければ、こちらは問題ないよ。

それじゃあ、早速、今日の夜8時頃にクランを立ち上げるから。」

「了解♪後でメンバーには伝えて置くね。」

僕達の話を静観していた海人が、提案して来た。

「光矢。話はまとまった様だな。
今回のイベント出るなら、俺達のクランと提携してくれ。」

「あれ?海人。クラン作っていた?」

「いや。以前はただのパーティーだったんだが、話し合って、クランに昇格させた。
今回だけじゃなく、今後も、必要になるかも知れないからな。」

「それで?クランの名は?」

「色々と案はあったんだが、《疾風雷》になった。」

「へぇー。かっこいい名じゃない♪わたし達も何か考えないと。」

「これからは、名に恥じない行動しないとな。」

その後、打ち合わせして、昼休みは終わった。

午後8時

クラン申請に署名

「よしっと。みんなも署名して。」

「(3人)はーい。」

リンネさん、あくあさん、ユヅキの3人が署名し、最終確認の後、決定ボタンを押す。

《おめでとうございます。クラン設立が承認されました。》

「うん。これで、この拠点もクラン仕様になったはず。」

「コーヤさん。クラン仕様になると、変化があるんですか?」

ユヅキが聞いて来た。

「(画面を見ながら)え〜と。防衛力の強化、生産設備の成功確率向上だね。」

「成功確率が上がるのは良いですね!どの程度上がるんですか?」

「(画面を見ながら)う〜ん。最高難度の成功確率で2%だから、
それほど、高くないけど、今まで成功しなかったのも成功するかもね。」

「楽しみですね。(にこっ)」

「こんにちは〜♪」

アカネさんが達が到着したようだ。

「いらっしゃい。」

「設立は、上手く行った?」

「うん。問題無く承認されたよ。じゃあ、画面出すから、署名よろしく。」

アカネさん達5人が、専属契約に署名する。

「コーヤ君。確認して?」

問題が無かったので、承諾して、契約は完了した。

「アカネ!本館の横見て!」

シェーラさんが指した方向を見ると、建物が建っていた。

「え!?移転したら、拠点って自動で建つの?」

ミリスさんが否定する。

「アカネ。そんな、都合の良い事がある訳無いでしょ。
たぶん、拠点ランクが高そうだから、その効果じゃないかしら。」

「(確認する)う〜ん。ミリスさんの話は合っていそうだね。

今、確認したら、拠点ランクが7だと1つ、8だと2つ、9だと3つの
ギルドやパーティーの拠点をランク5で、自動配置するみたいだね。」

「へぇー。考えた事無かったから、知らなかったよ。」

「ねぇねぇ!早く、中を確認しようよ!」

コノミさんは、早く中に入りたそうにしている。

「そうね。早速、入りましょ。(かちゃ)」

僕も入ってみたけど、必要最低限の設備があるようだ。

「前の拠点で使っていたのを設置しましょう。
その後は、この拠点のランクアップの費用を考えないと。」

アカネさん達が、新拠点の調整をしている頃、カイトから連絡があった。

「あ!コーヤ、すまんが今、イベントの為の物集めしているから、
そっちに行って、提携の登録が出き無さそうなんだ。
だから、コードを送るから登録をしてくれないか?」

「分かったよ。」

その後、カイトのクランを登録した頃、ミュウちゃん達とアキホお姉ちゃん達からも、
お願いされたから登録した。

ちなみに、アカネさん達は、前の拠点のランクアップ分のお金が手数料引かれて、
白金貨3枚・金貨3枚が戻って来たので、拠点を7までランクアップして、二階建てにし、
ランク7になった事で、追加出来る設備に、小さな生産部屋を選択していた。

そして、日は流れて、イベント当日を迎えた。

Copyright © 水晶光矢 All Rights Reserved.