今日から午後8時頃が、1日の初ログインとなる。
「よしと。平日は効率よくやっていかないと。」
「あ。コーヤさん。お帰りなさい。剣を作ったんですけど、見て貰えますか?」
「分かったよ。」
ユヅキちゃんに手渡して貰った剣を見ると、技術力が上がっているのが分かった。
「お〜!良いんじゃないかな?ユヅキちゃんからしたら満足出来るライン?」
「(少し、考えながら)そうですね。今までの中では1番良いと思います。
ただ、何か物足り無い感覚もあります。」
「うん。まずは、製作者が満足しないとね。
そして、アイディアで詰まった時は、今回を例にすると、剣以外を考えて見る。」
「剣以外ですか?」
「そう。剣って、近接武器と思っているよね?でも、それって誰が決めたの?」
「え?でも、剣で遠距離攻撃出来ないですよね?」
「本当にそう思う?確かに、今、作っている追加能力が無い剣ならそうだね?
でも、剣で衝撃波を出すとか、魔力で刀身を遠距離に飛ばすとか、他にも方法はある。
それで、基本的な剣でも、今後、融合する事を考えながら作る事により、
満足した装備が出来ると思うよ。」
「すごい。すごいです!そんなに色々な方法を、すぐに思いつくなんて!」
「(照れ)まぁ。色々と話したけど、
結局は、自分が使う場合、どの様な機能が欲しいかだと思うよ。」
「自分が欲しい機能・・・。」
「そう。他人に製作をお願いされるよりも、自分が使う場面が多いだろうしね。」
「ありがとうございます。本屋とかで参考資料を探して来ます。」
「僕は、以前貰った、大地震前の技術図鑑を読んでいるから。」
この後、僕が今度作る装備のイメージを固めている中、
本屋から帰って来たユヅキちゃんは、一心不乱に鍛冶に打ち込んでいた。
8月25日に生産活動開始して今日で8日目。
鍛冶・調薬・裁縫3部門の基礎は修了し、現在は、アレンジ作品の試作段階になっている。
鍛冶:
鍛冶の段階で、魔法・属性攻撃・遠距離攻撃に対応する特殊攻撃を
付与できないかの研究していて、試作品が完成している。
調薬:
ポーション類の効果を引き出す研究で、
種族識別し、広範囲にヒールを使えるポーションの試作品が完成している。
裁縫:
自分専用のローブを制作し完成。
スピードアップと気配消去を付与、何度か試し、微調整して、
最終的には、黒の装備に効果が被らないように作って行く。
名前:コーヤ
種族:人族
性別:男性
体力(HP):28000
魔力(MP):30000
スキル:
[杖 lv7]、[錬金 lv1]、[料理 lv1]、[魔法(初歩) lv10]、[索敵 lv7]、
[足捌き lv12]、[鑑定 lv10]、[罠感知 lv1]、[罠解除 lv7]、[遠見 lv8]、
[分析 Lv8]、[研磨 lv10]、[建築 lv7]、[解析 lv5]、[瞬動 lv3]、
[剣(初級) lv5]、[鍛冶 lv12]、[調薬 lv9]、[裁縫 lv15]、[付与 lv10]、
[空間 lv5]
※前提スキル
瞬動:[足捌き lv10]以上
解析:[鑑定 lv10]、[分析 Lv7]以上