• 最終更新日 2022/06/05

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    28話 赤龍装備発掘

    8月9日(火曜日)

    イベントも、今日の9日目と明日の最終日を残すのみとなった。

    僕達は、今まで放置していた魔法袋の中身を確認して過ごし、昨日1日を休息日とした。

    そして、土砂を自動で吸収しだしてから、昨日は4日目で全体の半分を越えたので、
    あと、4日くらいで完了出来そうだ。

    内容は以下の通り。

    土:4割

    これは、後方の小さい山(と思われる)が崩落して、流れて来た分だと推測。

    砂や小石など:2割

    これは、今後、設備を再建した後、ガラス作りの材料として使えそう。

    岩:3割(鉱石・宝石有りが2割)

    どうも、後方の山だった所は、鉱石とかの採掘場だったようで、
    鑑定して見ると、鉱石・宝石の原石が大部分を占めていた。

    その他:1割(木材が半分、瓦礫3割、装備品2割)

    崩落に巻き込まれた過去の木が多く、
    現在では希少なのかレア度4ローズウッドと判明。

    あとは、建物の瓦礫の中から、建物に保管していたのかも知れない装備品が出て来た。

    ただ、ずっと、土砂の中にあったからか、全体に錆びついていて、使える感じではない。

    その中で、鑑定して見ると、〈赤龍装備一式〉という装備があった。

    装備すると剣に力、頭に知力、体に耐久、腕に器用、脚には早さにプラス補正され、
    セット効果では経験値2倍と全状態異常半減が付与される。

    サビを落とせば使えるかも知れない。

    ダンジョン最深部

    そして、僕達は9日目夜9時頃、ダンジョン最深部に創作魔法の実地テストで来ている。

    今回は、後衛支援魔法〈アシストブースト〉をテストする為に、
    良さそうなプレイヤーを探している。

    「コーヤさん。真ん中の首に攻撃しているパーティーの中に、前回のパーティーもいますよ。」

    「あ〜。本当だね。」

    「他の人達は、撤退しそうですけど、あのパーティーはまだのようなので、良さそうです。」

    「うん。よし。後衛3人にロックオン。アシストブースト発動。」

    魔法の支援を受けたシエル達は、上手く連携し真ん中の首を切り飛ばす事に成功。

    「よし。これで、明日には無事にイベント終了出来そうだ。」

    コーヤ達は帰って行った。

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