神世7代
四列目には、下記の十名が登場します。
「宇比地邇神」 「妹須比智邇神」
「角杙神」 「妹活杙神」
「意富斗能地神」 「妹大斗乃辨神」
「於母陀流神」 「妹阿夜訶志古泥神」
「伊邪那岐神」 「妹伊邪那美神」
この人達には、「獨神」・「隱身」が付属していないので、
「天なる地」・「高天神」、そして、「天(あま)なる國」で有能な人物を発掘し、
仕事を与えたのだと考えています。
もしくは、近くにいた部族から、職人を派遣して貰ったのかも知れません。
それと、「神世七代」の意味ですが、
最初、「平均寿命30歳」×「7代」=「210年」と考えていましたが、
それだと、時代が長すぎると思っていました。
今回の考察で、「7つのまとまりが、順番に仕事をする」だと考えに至り、
「神世七代」=「平均寿命30歳」と考えを改めました。
「神世七代」の十名の生まれた部族の得意分野が、
名に表わされているのだと考えています。
下記に十名の漢字の意味をまとめました。
大きな印を描いた土地へ行き、
近くの土地を比較して、良い場所に屋根を付けた。
大きな印を描いた土地へ行き、
待っている間に、智慧を使って整地した。
木を角ばるように加工し、二つの木を交差させて杙を作る
激流に耐えれる様に、木を丸く加工し、二つの木を交差させて杙を作る
「意」:こころ
「富」:酒樽
「斗」:量る
「地」:各地
酒樽を満杯にして「富」の状態にする「こころ」で、
「各地」を周り「量り売り?」をしていたと解釈出来ます。
「妹」:未成年
「大」:大きい
「斗」:量る
「辯」:分ける
「大きい枡」を使って「空間」へ
「量り分ける」のではないかと考えます。
「淤」:どろ、鳥の水場?
「母」:?
「陀」:険しい崖
「流」:ながれる
険しい崖に流れるどろの母体(堆積して出来た大きいもの)
「レンガ」の為の「粘土や頁岩、泥」採取
「妹」:未成年
「阿」:良い
「夜」:夜
「訶」:大きな声を出して話す
「志」:こころざし
「古」:古い、固い?
「泥」:粘土
「レンガ」の強度や色を統一する為には、
「一定」を心掛ける必要があると思うので、担当者が「火」の具合を見て、
作業員に大きな声で、指示出しし、微調整を行っていたと思われます。
「伊」:聖職者
「邪」:琅邪(ろうや)
「那」:美しい村
「岐」:分かれ道
「琅邪(ろうや)」という「美しい村」で生まれた多くの才能を持つ聖職者?
「妹」:未成年
「伊」:聖職者
「邪」:琅邪(ろうや)
「那」:美しい村
「岐」:分かれ道
「琅邪(ろうや)」という「美しい村」で生まれた「美しい」聖職者?
宇比地邇神:屋根を付ける
妹須比智邇神:智慧を使って整地
角杙神:角ばった二つの木を交差させて杙を作る
妹活杙神:木を丸く加工し、二つの木を交差させて杙を作る
意富斗能地神:?
妹大斗乃辨神:?
於母陀流神:「レンガ」の為の「粘土や頁岩、泥」採取
妹阿夜訶志古泥神:「レンガ」の制作
伊邪那岐神:法律の選定
妹伊邪那美神:法律の選定
上記の様に、得意な技術で「天(あま)なる國」の発展に尽力したと考えています。
「妹活杙神」は「橋桁」と思われますし、
「妹阿夜訶志古泥神」が「レンガ」を制作していたとすると、
「天(あま)なる國」の拡張による開発と考える事も出来ますが、不明な点もあります。
しかし、情報が無く、人物像を追うのも限界なので、
今後、関連性のある情報が見つかった時に、改めて考察したいと思います。