最終更新日 2022/08/23

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 第一章天之御中主神から伊邪那岐命と伊邪那美命まで

神世7代までのまとめと時代考証

解説

06

神世7代

四列目

四列目には、下記の十名が登場します。

「宇比地邇神」  「妹須比智邇神」
「角杙神」    「妹活杙神」
「意富斗能地神」 「妹大斗乃辨神」
「於母陀流神」  「妹阿夜訶志古泥神」
「伊邪那岐神」  「妹伊邪那美神」

この人達には、「獨神」・「隱身」が付属していないので、
「天なる地」・「高天神」、そして、「天(あま)なる國」で有能な人物を発掘し、
仕事を与えたのだと考えています。

もしくは、近くにいた部族から、職人を派遣して貰ったのかも知れません。

それと、「神世七代」の意味ですが、
最初、「平均寿命30歳」×「7代」=「210年」と考えていましたが、
それだと、時代が長すぎると思っていました。

今回の考察で、「7つのまとまりが、順番に仕事をする」だと考えに至り、
「神世七代」=「平均寿命30歳」と考えを改めました。

技術

「神世七代」の十名の生まれた部族の得意分野が、
名に表わされているのだと考えています。

下記に十名の漢字の意味をまとめました。

宇比地邇神

大きな印を描いた土地へ行き、
近くの土地を比較して、良い場所に屋根を付けた。

妹須比智邇神

大きな印を描いた土地へ行き、
待っている間に、智慧を使って整地した。

角杙神

木を角ばるように加工し、二つの木を交差させて杙を作る

妹活杙神

激流に耐えれる様に、木を丸く加工し、二つの木を交差させて杙を作る

意富斗能地神

「意」:こころ

「富」:酒樽

「斗」:量る

「地」:各地

酒樽を満杯にして「富」の状態にする「こころ」で、
「各地」を周り「量り売り?」をしていたと解釈出来ます。

妹大斗乃辨神

「妹」:未成年

「大」:大きい

「斗」:量る

「辯」:分ける

「大きい枡」を使って「空間」へ
「量り分ける」のではないかと考えます。

於母陀流神

「淤」:どろ、鳥の水場?

「母」:?

「陀」:険しい崖

「流」:ながれる

険しい崖に流れるどろの母体(堆積して出来た大きいもの)

「レンガ」の為の「粘土や頁岩、泥」採取

妹阿夜訶志古泥神

「妹」:未成年

「阿」:良い

「夜」:夜

「訶」:大きな声を出して話す

「志」:こころざし

「古」:古い、固い?

「泥」:粘土

「レンガ」の強度や色を統一する為には、
「一定」を心掛ける必要があると思うので、担当者が「火」の具合を見て、
作業員に大きな声で、指示出しし、微調整を行っていたと思われます。

伊邪那岐神

「伊」:聖職者

「邪」:琅邪(ろうや)

「那」:美しい村

「岐」:分かれ道

「琅邪(ろうや)」という「美しい村」で生まれた多くの才能を持つ聖職者?

妹伊邪那美神

「妹」:未成年

「伊」:聖職者

「邪」:琅邪(ろうや)

「那」:美しい村

「岐」:分かれ道

「琅邪(ろうや)」という「美しい村」で生まれた「美しい」聖職者?
まとめ

宇比地邇神:屋根を付ける

妹須比智邇神:智慧を使って整地

角杙神:角ばった二つの木を交差させて杙を作る

妹活杙神:木を丸く加工し、二つの木を交差させて杙を作る

意富斗能地神:?

妹大斗乃辨神:?

於母陀流神:「レンガ」の為の「粘土や頁岩、泥」採取

妹阿夜訶志古泥神:「レンガ」の制作

伊邪那岐神:法律の選定

妹伊邪那美神:法律の選定

上記の様に、得意な技術で「天(あま)なる國」の発展に尽力したと考えています。

「妹活杙神」は「橋桁」と思われますし、
「妹阿夜訶志古泥神」が「レンガ」を制作していたとすると、
「天(あま)なる國」の拡張による開発と考える事も出来ますが、不明な点もあります。

しかし、情報が無く、人物像を追うのも限界なので、
今後、関連性のある情報が見つかった時に、改めて考察したいと思います。

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