BCE1040年頃
BCE(紀元前)1100年頃から、「天(あま)一族」は、
「天なる地」に定住していたと思われるが、
この頃に、初めての戦闘を経験したと考えられる。
高御產巢日神・神產巢日神、宇摩志阿斯訶備比古遲神、
天之常立神の順番で、「天(あま)一族」傘下に入り、
「高天原」の領地に組み込んだと考えられる。
「雲仙普賢岳」の頂上から一段下を想定
「高天原」と同じ高さか、一段下を想定
BCE1010年頃
國之常立神・豐雲野神が、「天(あま)一族」傘下に入り、
7人の「獨神」・「隱身」体制になる。
神世七代の5組10人が、
人材登用、もしくは、近隣部族から派遣される。
宇比地邇神 妹須比智邇神
角杙神 妹活杙神
意富斗能地神 妹大斗乃辨神
於母陀流神 妹阿夜訶志古泥神
伊邪那岐神 妹伊邪那美神
・宇比地邇神:屋根を付ける
・妹須比智邇神:智慧を使って整地
・角杙神:角ばった二つの木を交差させて杙を作る
・妹活杙神:木を丸く加工し、
二つの木を交差させて杙を作る
・意富斗能地神:?
・妹大斗乃辨神:?
・於母陀流神:「レンガ」の為の
「粘土や頁岩、泥」採取
・妹阿夜訶志古泥神:「レンガ」の制作
・伊邪那岐神:法律の選定
・妹伊邪那美神:法律の選定
妹伊邪那美神から、伊邪那美神へ
世代交代したと考えられる。
ちなみに、「伊邪那岐神」家について、
古事記では言及されていないので、
世代交代していない可能性が高いと思われます。
BCE980年頃
伊邪那岐神→伊邪那岐命
伊邪那美神→伊邪那美命
上記の様に、世代交代したと思われます。
BCE950年頃
それまで、干潮時に「道」となる現象が、
満潮時でも海中にならなくなる。
(高天原の北側から寒冷化が始まる)
淤能碁呂嶋=「淤(泥)」
「碁(整然と線の引かれた)」
「呂(長い)」
BCE940年頃
「成成不成合處一處在」と「成成而成餘處一處在」
という描写になっています。
大きな8個の嶋を発見し、
「天(あま)なる國」の住民を移住させて、
「大八嶋國」を建国する。
淡道之穗之狹別嶋
伊豫之二名嶋:伊豫國:愛比賣
讚岐國:飯依比古
粟國:大宜都比賣
土左國:建依別
隱伎之三子嶋
筑紫嶋:筑紫國:白日別
豐國:豐日別
肥國:建日向日豐久士比泥別
熊曾國:建日別
伊伎嶋
津嶋
佐度嶋
大倭豐秋津嶋
6個の小嶋を発見し、
「天(あま)なる國」の住民を移住させる。
吉備兒嶋、小豆嶋、大嶋、女嶋、知訶嶋、兩兒嶋
・「自吉備兒嶋至天兩屋嶋、幷六嶋」
本文の後に、記述される文では、兩兒嶋→天兩屋嶋へと
変更され、短い期間に変化があったと思われます。
BCE930年頃
部族等不詳の10人に神名を授与
大事忍男神、石土毘古神、石巢比賣神、大戸日別神、
天之吹男神、大屋毘古神、風木津別之忍男神、
大綿津見神、速秋津日子神、妹速秋津比賣神
・「自大事忍男神至秋津比賣神、幷十神」
本文の後に記述される文では、
妹速秋津比賣神→秋津比賣神へと変更され、
世代交代、もしくは、系統が移動した可能性があります。
部族等不詳の8人に神名を授与
沫那藝神、沫那美神、頰那藝神、頰那美神、
天之水分神、國之水分神、
天之久比奢母智神、國之久比奢母智神
・「此速秋津日子・速秋津比賣二神」
2人には「神」が無く、
また、秋津比賣神→速秋津比賣へと変更され、
本家と分家が存在している様に感じます。
部族等不詳の4人に神名を授与
志那都比古神、久久能智神、大山津見神、鹿屋野比賣神
・「自志那都比古神至野椎、幷四神」
本文の後に記述される文では、
鹿屋野比賣神→野椎へと変更され、
分家、もしくは、仕事の移譲があったかも知れません。
あと、「神」が付いていません。
部族等不詳の8人に神名を授与
天之狹土神、國之狹土神、天之狹霧神、國之狹霧神、
天之闇戸神、國之闇戸神、大戸惑子神、大戸惑女神
・「此大山津見神・野椎神二神」
本来、鹿屋野比賣神とするべきが、
「亦の名」の「野椎神」を使用しているので、
大きな変化が発生していた可能性があります。
また、「自志那都比古神至野椎、幷四神」では、
「野椎」と「神」が無いですが、
今回は「野椎神」とあり、
鹿屋野比賣神の系統と別な可能性があります。
部族等不詳の8人に神名を授与
鳥之石楠船神、大宜都比賣神、火之夜藝速男神、
金山毘古神、金山毘賣神、波邇夜須毘古神、
波邇夜須毘賣神、彌都波能賣神、和久產巢日神
・「自天鳥船至豐宇氣毘賣神、幷八神」
鳥之石楠船神→天鳥船、九神→八神と二箇所不自然です。
天鳥船は、鳥之石楠船神の「亦の名」なので、
系統変更の可能性が高いと思います。
数の変更は不明です。
BCE920年頃
伊邪那美神が、本拠地にある火山が噴火により、
大やけどを負い重体となる。
伊邪那美神の葬儀が、
「出雲國與伯伎國堺比婆之山」で行われる。
部族等不詳の8人に神名を授与
石拆神、根拆神、石筒之男神、
甕速日神、樋速日神、建御雷之男神、
闇淤加美神、闇御津羽神
・「因御刀所生」
「御刀の所に因って生まれる」と解読でき、
「刀鍛冶」を連想します。
部族等不詳の8人に神名を授与
正鹿山津見神、淤縢山津見神、奧山津見神、闇山津見神、
志藝山津見神、羽山津見神、原山津見神、戸山津見神
BCE910年頃
伊邪那美神の本拠地の様子を知る為に、
「黄泉國」へ向かったと思われる。
伊邪那岐命が「黄泉國」に到着すると、噴火が起きて、
全速力で山を下って、火山雷などを振り切る。
その後、後継者の妹伊邪那美命が、本拠地から避難し、
伊邪那岐命と合流後、大きな岩を大人数で動かす。
そして、火砕流や土石流を防ぐ事に成功する。
BCE905年頃
伊邪那伎大神が、「竺紫日向之橘小門之阿波岐原」に
移動し、「禊(みそぎ)」をして「祓(はら)う」
その内容の記述が無い為不明。
部族等不詳の12人に神名を授与
衝立船戸神、道之長乳齒神、時量師神、
和豆良比能宇斯能神、道俣神、飽咋之宇斯能神、
奧疎神、奧津那藝佐毘古神、奧津甲斐辨羅神、
邊疎神、邊津那藝佐毘古神、邊津甲斐辨羅神
・「右件自船戸神以下、邊津甲斐辨羅神以前」
衝立船戸神→船戸神へ変更され、
世代交代、もしくは、系統が移動した可能性があります。
部族等不詳の8人に神名を授与
石拆神、根拆神、石筒之男神、
甕速日神、樋速日神、建御雷之男神、
闇淤加美神、闇御津羽神
・「因御刀所生」
「御刀の所に因って生まれる」と解読でき、
「刀鍛冶」を連想します。
部族等不詳の11人に神名を授与
八十禍津日神、大禍津日神、
神直毘神、大直毘神、伊豆能賣神、
底津綿津見神、底筒之男命、
中津綿津見神、中筒之男命、
上津綿津見神、上筒之男命
「天(あま)一族」、対等関係にある2つの部族の長の
3人に神名を授与
天照大御神、月讀命、建速須佐之男命
・「右件八十禍津日神以下、速須佐之男命以前」
建速須佐之男命→速須佐之男命に変更され、
世代交代、もしくは、系統が移動した可能性があります。
BCE900年頃
建速須佐之男命の後継者?と思われる土地に、
「八拳須」という「淤能碁呂嶋」と同様の現象が発生。
つまりは、「海中の道」が現れた。