最終更新日 2022/08/23

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 第一章天之御中主神から伊邪那岐命と伊邪那美命まで
年表
  • BCE1040年頃

    「天なる地」で初めての戦闘が発生

    BCE(紀元前)1100年頃から、「天(あま)一族」は、
    「天なる地」に定住していたと思われるが、
    この頃に、初めての戦闘を経験したと考えられる。

    別天神の4部族が傘下に入る

    高御產巢日神・神產巢日神、宇摩志阿斯訶備比古遲神、
    天之常立神の順番で、「天(あま)一族」傘下に入り、
    「高天原」の領地に組み込んだと考えられる。

    高天原始動

    「雲仙普賢岳」の頂上から一段下を想定

    「天(あま)なる國」の建国

    「高天原」と同じ高さか、一段下を想定

  • BCE1010年頃

    2つの部族が傘下に入る

    國之常立神・豐雲野神が、「天(あま)一族」傘下に入り、
    7人の「獨神」・「隱身」体制になる。

    神世七代の5組が國作りに参加

    神世七代の5組10人が、
    人材登用、もしくは、近隣部族から派遣される。

    宇比地邇神  妹須比智邇神
    角杙神    妹活杙神
    意富斗能地神 妹大斗乃辨神
    於母陀流神  妹阿夜訶志古泥神
    伊邪那岐神  妹伊邪那美神

    五組の技術力により、國が発展

    ・宇比地邇神:屋根を付ける
    ・妹須比智邇神:智慧を使って整地
    ・角杙神:角ばった二つの木を交差させて杙を作る
    ・妹活杙神:木を丸く加工し、
          二つの木を交差させて杙を作る
    ・意富斗能地神:?
    ・妹大斗乃辨神:?
    ・於母陀流神:「レンガ」の為の
           「粘土や頁岩、泥」採取
    ・妹阿夜訶志古泥神:「レンガ」の制作
    ・伊邪那岐神:法律の選定
    ・妹伊邪那美神:法律の選定

    「伊邪那美神」家で世代交代

    妹伊邪那美神から、伊邪那美神へ
    世代交代したと考えられる。

    ちなみに、「伊邪那岐神」家について、
    古事記では言及されていないので、
    世代交代していない可能性が高いと思われます。

  • BCE980年頃

    世代交代

    伊邪那岐神→伊邪那岐命
    伊邪那美神→伊邪那美命

    上記の様に、世代交代したと思われます。

  • BCE950年頃

    満潮時に「海中の道」が出現

    それまで、干潮時に「道」となる現象が、
    満潮時でも海中にならなくなる。
    (高天原の北側から寒冷化が始まる)

    淤能碁呂嶋=「淤(泥)」
          「碁(整然と線の引かれた)」
          「呂(長い)」

  • BCE940年頃

    國の領土の整理を行う

    「成成不成合處一處在」と「成成而成餘處一處在」
    という描写になっています。

    大きい8個の嶋を発見

    大きな8個の嶋を発見し、
    「天(あま)なる國」の住民を移住させて、
    「大八嶋國」を建国する。

    淡道之穗之狹別嶋

    伊豫之二名嶋:伊豫國:愛比賣
           讚岐國:飯依比古
           粟國:大宜都比賣
           土左國:建依別

    隱伎之三子嶋

    筑紫嶋:筑紫國:白日別
        豐國:豐日別
        肥國:建日向日豐久士比泥別
        熊曾國:建日別

    伊伎嶋

    津嶋

    佐度嶋

    大倭豐秋津嶋

    小さい6個の嶋を発見

    6個の小嶋を発見し、
    「天(あま)なる國」の住民を移住させる。

    吉備兒嶋、小豆嶋、大嶋、女嶋、知訶嶋、兩兒嶋

    ・「自吉備兒嶋至天兩屋嶋、幷六嶋」

    本文の後に、記述される文では、兩兒嶋→天兩屋嶋へと
    変更され、短い期間に変化があったと思われます。

  • BCE930年頃

    10人へ神名を命名

    部族等不詳の10人に神名を授与

    大事忍男神、石土毘古神、石巢比賣神、大戸日別神、
    天之吹男神、大屋毘古神、風木津別之忍男神、
    大綿津見神、速秋津日子神、妹速秋津比賣神

    ・「自大事忍男神至秋津比賣神、幷十神」

    本文の後に記述される文では、
    妹速秋津比賣神→秋津比賣神へと変更され、
    世代交代、もしくは、系統が移動した可能性があります。

    8人へ神名を命名

    部族等不詳の8人に神名を授与

    沫那藝神、沫那美神、頰那藝神、頰那美神、
    天之水分神、國之水分神、
    天之久比奢母智神、國之久比奢母智神

    ・「此速秋津日子・速秋津比賣二神」
     
    2人には「神」が無く、
    また、秋津比賣神→速秋津比賣へと変更され、
    本家と分家が存在している様に感じます。

    4人へ神名を命名

    部族等不詳の4人に神名を授与

    志那都比古神、久久能智神、大山津見神、鹿屋野比賣神

    ・「自志那都比古神至野椎、幷四神」

    本文の後に記述される文では、
    鹿屋野比賣神→野椎へと変更され、
    分家、もしくは、仕事の移譲があったかも知れません。

    あと、「神」が付いていません。

    8人へ神名を命名

    部族等不詳の8人に神名を授与

    天之狹土神、國之狹土神、天之狹霧神、國之狹霧神、
    天之闇戸神、國之闇戸神、大戸惑子神、大戸惑女神

    ・「此大山津見神・野椎神二神」

    本来、鹿屋野比賣神とするべきが、
    「亦の名」の「野椎神」を使用しているので、
    大きな変化が発生していた可能性があります。

    また、「自志那都比古神至野椎、幷四神」では、
    「野椎」と「神」が無いですが、
    今回は「野椎神」とあり、
    鹿屋野比賣神の系統と別な可能性があります。

    8人へ神名を命名

    部族等不詳の8人に神名を授与

    鳥之石楠船神、大宜都比賣神、火之夜藝速男神、
    金山毘古神、金山毘賣神、波邇夜須毘古神、
    波邇夜須毘賣神、彌都波能賣神、和久產巢日神

    ・「自天鳥船至豐宇氣毘賣神、幷八神」

    鳥之石楠船神→天鳥船、九神→八神と二箇所不自然です。

    天鳥船は、鳥之石楠船神の「亦の名」なので、
    系統変更の可能性が高いと思います。

    数の変更は不明です。

  • BCE920年頃

    伊邪那美神が重体となる

    伊邪那美神が、本拠地にある火山が噴火により、
    大やけどを負い重体となる。

    伊邪那美神の葬儀

    伊邪那美神の葬儀が、
    「出雲國與伯伎國堺比婆之山」で行われる。

    8人へ神名を命名

    部族等不詳の8人に神名を授与

    石拆神、根拆神、石筒之男神、
    甕速日神、樋速日神、建御雷之男神、
    闇淤加美神、闇御津羽神

    ・「因御刀所生」

    「御刀の所に因って生まれる」と解読でき、
    「刀鍛冶」を連想します。

    8人へ神名を命名

    部族等不詳の8人に神名を授与

    正鹿山津見神、淤縢山津見神、奧山津見神、闇山津見神、
    志藝山津見神、羽山津見神、原山津見神、戸山津見神

  • BCE910年頃

    伊邪那岐命が「黄泉國」へ向かう

    伊邪那美神の本拠地の様子を知る為に、
    「黄泉國」へ向かったと思われる。

    伊邪那岐命が九死に一生を得る

    伊邪那岐命が「黄泉國」に到着すると、噴火が起きて、
    全速力で山を下って、火山雷などを振り切る。

    その後、後継者の妹伊邪那美命が、本拠地から避難し、
    伊邪那岐命と合流後、大きな岩を大人数で動かす。

    そして、火砕流や土石流を防ぐ事に成功する。

  • BCE905年頃

    禊(みそぎ)して祓(はら)う

    伊邪那伎大神が、「竺紫日向之橘小門之阿波岐原」に
    移動し、「禊(みそぎ)」をして「祓(はら)う」

    その内容の記述が無い為不明。

    12人へ神名を命名

    部族等不詳の12人に神名を授与

    衝立船戸神、道之長乳齒神、時量師神、
    和豆良比能宇斯能神、道俣神、飽咋之宇斯能神、
    奧疎神、奧津那藝佐毘古神、奧津甲斐辨羅神、
    邊疎神、邊津那藝佐毘古神、邊津甲斐辨羅神

    ・「右件自船戸神以下、邊津甲斐辨羅神以前」

    衝立船戸神→船戸神へ変更され、
    世代交代、もしくは、系統が移動した可能性があります。

    8人へ神名を命名

    部族等不詳の8人に神名を授与

    石拆神、根拆神、石筒之男神、
    甕速日神、樋速日神、建御雷之男神、
    闇淤加美神、闇御津羽神

    ・「因御刀所生」

    「御刀の所に因って生まれる」と解読でき、
    「刀鍛冶」を連想します。

    11人へ神名を命名

    部族等不詳の11人に神名を授与

    八十禍津日神、大禍津日神、
    神直毘神、大直毘神、伊豆能賣神、
    底津綿津見神、底筒之男命、
    中津綿津見神、中筒之男命、
    上津綿津見神、上筒之男命

    三貴子へ神名を命名

    「天(あま)一族」、対等関係にある2つの部族の長の
    3人に神名を授与

    天照大御神、月讀命、建速須佐之男命

    ・「右件八十禍津日神以下、速須佐之男命以前」

    建速須佐之男命→速須佐之男命に変更され、
    世代交代、もしくは、系統が移動した可能性があります。

  • BCE900年頃

    八拳須=淤能碁呂嶋の現象が発生

    建速須佐之男命の後継者?と思われる土地に、
    「八拳須」という「淤能碁呂嶋」と同様の現象が発生。

    つまりは、「海中の道」が現れた。

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